中国が経済成長期に行なった悪事とは何か。<br />構造的ダンピング体制の構築である。<br />超・低コストによるモノづくり、容赦ない輸出攻勢が世界経済をどれほど歪めているか。<br />中国の不法行為を許しておけば、世界の資本主義体制と民主主義体制が圧倒されてしまう、と筆者は警告する。<br />さらに、覇権を目論む中国が有する軍事力のなかには「核」が含まれているのだ。<br />未曾有の危機が21世紀に生まれつつある。<br />※本コンテンツは月刊誌『Voice』2015年10月号掲載記事を改題し、電子化したものです。<br />