失敗を越えることで人生は開ける
「失敗するかもしれない……」という根拠のない不安に、現代人は陥りやすい。
著者の出演しているラジオ「テレフォン人生相談」などにも、この手の話が増えているという。
現代人は、戦争体験などからも縁が遠くなり、戦後の学歴社会のなかで、若いころから努力して現在の人生を築いた人が多い。
「だんだん豊かになってきた自分の人生環境を失うのが怖い」と考えて、安全志向で生きようとする人が多くなったと言えるだろう。
だが、そのような姿勢では、「自分は本当に懸命に生きた」という「納得」が得られないため、ブスブスと心に不満がたまる。
自由を選べる今こそ、思い切った生き方もアリなのではないか。
「何歳になっても生き方を変えるのに遅すぎることはない」と、人生の新たな視野を開き、一歩を踏み出す背中を押してくれる一冊である。
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