三放世代と「泥の匙」
韓国における貧富の格差は凄まじい。
就業者のじつに61.4%が「いまの職を失うか、または変えなければならないという不安を感じる」という。
背景には、日本とは比べものにならないほどの「出自の差」や「学歴差別」がある。
それを端的に表す言葉が「金の匙」と「泥の匙」だ。
生まれつき金のスプーン(親の財力)を手にした子供は職にもカネにも困らないが、コネがない人間は生涯にわたり恋愛、結婚、出産を諦めざるをえない。
鬱積した国民の負のエネルギーが、大統領弾劾を行なうほどの暴発を生んだともいえる。
絶望の韓国社会の実態と歴史的背景を、わが国トップの韓国ウォッチャーが分析。
※本コンテンツは月刊誌『Voice』2017年2月号の掲載記事を電子化したものです。
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