日本国憲法を改正できない8つの理由
日本国憲法の施行から70年――。
その間、一字一句たりとも変わらなかった‘不磨の大典’は、改憲勢力が国会で議席を大幅に増やすなど、大きな転機を迎えようとしている。
果たして「改憲」で日本は変われるのか? 「護憲」で日本を守れるのか? だが、いまの憲法改正をめぐる論議では、現実を無視した‘条文ごっこ’が延々と繰り広げられていると著者はいう。
本書は、気鋭の憲政史研究家が「天皇の規定」「人権」「議会」「内閣」「司法」「財政」など8つの着眼点から、‘真にリアル’な憲法論議とは何かを解説。
「理想や道徳を条文に入れてはならない」「有事には天皇の『御聖断』でしか対応できない」「日本国憲法では在日米軍が主権者だ」「いまこそ戦前の『枢密院』が必要」「『合憲・違憲』より重要な『立憲・非立憲』の思想」など、従来の論争にはなかった新たな問題提起をする。
日本国の経営を根本から考えることこそ、真の憲法論議である。
『間違いだらけの憲法改正論議』を改題。
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