ヨーガン レールの社員食堂
社員食堂とは、その会社の社員以外にとっては、基本的には開かずの扉である。
――が、人気スタイリスト・高橋みどりの手によって、その扉は開かれた。
「いまでも忘れない、初めて感じたあの感動は、この食堂の空気、光、そしてその存在にありました。
そのおいしさと献立に、ベジタリアンメニューだったことに、そして確かな素材を使うことは大前提としていることへの感心は次の時点での感動でした」と著者は言う。
デザイナー・ヨーガン レール自身が、「誰のためでもない、まず自分のために」と選んだのは、社内でも光にあふれる一番いい場所。
料理人が腕によりをかけて作るのは、有機野菜を中心に肉・魚・さとうは使わない、こだわりの日替わりメニュー。
たんたんと日々繰り返される社員食堂に、家庭料理のような楽しさ、おいしさを表現して。
ある1年、216日間の献立とレシピを一挙に紹介します。
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