ベストセラーとはなんなのか。<br />共感と連帯を求めての読書なのか。<br />それとも社会探訪をかねた読書なのか。<br />事実、あまたある本のなかから突出して読まれるのだから、何か理由があるにちがいないのだ。<br />そう思いながら、本と社会をつなぎ重ね、その関係を読み解き、解釈しようとしたのが本書である。<br />