孫策 呉の基礎を築いた江東の若き英雄
父・孫堅を亡くし、若くしてその跡を継いだ呉の武将・孫策。
勇猛であった父の軍隊は解散してしまい、一兵も持たない境遇になってしまった孫策だったが、伝国璽とひきかえに三千の兵を手にする。
それがきっかけで息を吹き返した孫策は、人並外れた戦闘力と抜群の統率力で瞬く間に戦功を挙げ、主家筋である袁術軍の中でもひときわ異彩を放つ存在になっていく。
また一方で、人と話すのが好きで闊達な性格であった孫策のもとには、続々と人材も集まった。
袁術から江東への出兵を要請された孫策は、次々と敵を打ち破り地盤を強化、盟友・周瑜の協力も得てついには江東で念願の独立を果たす。
さらに快進撃を続ける孫策は、勢いに乗って曹操の支配する許都を攻めようと機会を窺う。
そして出立を三日後に控えた朝、孫策はある見逃せない情報を得た……。
「江東の小覇王」と呼ばれた若き英傑の生涯を描く歴史小説。
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