遠隔医療が高齢者医療を救う AIがひらく個別化医療の時代
「病院に入院できない時代が来る!」……増大する医療費を削減するため、国は継続医療が必要な患者でも介護施設や在宅へと移行させる政策を推し進めている。
いわゆる「医療難民」問題の発生である。
しかし、介護施設や在宅での医療は、病院と比べてレベルが低いため、高齢者の健康を管理することが難しくなっている。
そんな状況の中で注目を集めているのが「遠隔医療」である。
「遠隔医療」と聞くと、遠くの島の病人をテレビ画像で医者が診断するといったイメージがある。
しかし、福岡で病院と介護施設を経営する著者・前田俊輔氏が開発した「まいにち安診ネット」は、介護施設の入所者のバイタル(体温や血圧、脈拍数など)を毎日測定し、そのデータを病院の医師へと送信。
小さな異常でも検知してアラート(警報)を鳴らすことで、病気の予防や寝たきりの防止に成果を上げている。
数年後には全国で実用化される可能性を秘めたシステムの全貌を紹介する。
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