その日本語が毒になる!
本格的なネット時代を迎え、ますます過激化する一方の「言葉の暴力とウソ」。
食品だけでなく、何気ない日常会話にも、偽装と毒はひそんでいる。
「何様のつもりだ」「おまえが言うな」「いかがなものか」「ここだけの話」「だから日本人は」「生理的にキライ」「不正はなかったと信じたい」――。
言っても言われても、心が傷つく不用意な言葉の数々。
これらの〈ひと言〉は、自分が優位に立ったつもりでも、逆に、使った当人の人間性をおとしめるから要注意。
皮肉や遠回しな物言いを得意とする人ほど、周囲から見下されてしまうのだ。
ミステリー作家の著者が日本語特有の落とし穴を鋭く指摘し、人格急変のトリックも浮き彫りにしながら痛快に綴っている。
最終章では、殺伐とした世の中で、心の平和を保ちながら生きてゆける前向きな発想法(「心のクスリになる七つの常備薬」)を紹介。
人は言葉で病気になり、言葉で健康になるのだ。
「目からウロコの精神衛生本」である。
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