こまってしもうた 忘れてしもうた
老人介護の問題は、高齢化が進むにつれ誰もが無視できない問題になっています。
有料老人施設に入るには高額な入居料がいるし、保険のきく特別養護老人施設は、42万人の入居待ちといわれています。
季節も家族も忘れてしまった認知症の高齢者は、虚像の世界を生きています。
その虚像はおうおうにして介護する側を苦しめます。
また、下の世話が加われば、とても自宅で気安く介護することは難しくなるでしょう。
本書は有料老人介護施設でヘルパーとして働く著者の介護体験記です。
何も知らない私たちから見ると、その現実は信じられないことが山のように起こります。
まさに修羅場です。
一方で、認知症の老人だからこそと思える優しいぬくもりにも接します。
この現実は明日のあなたかもしれません。
悲喜こもごもの現実から、私たちの生き方、死に方まで見えてきます。
あなたの家族に介護が必要になる前に読んでおきたい本です。
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