Voice
2021年8月8日、「東京2020オリンピック」が幕を下ろした。
開幕前からさまざまな喧騒に包まれた大会であったものの、いずれにせよ日本そして開催都市である東京が、新しい局面を迎えることには変わりない。
新型コロナウイルスの脅威はここにきて増しており、8月5日には西村康稔経済再生担当相が「極めて速いけた違いな急速な増加をしている」と感染者数の急増に危機感を表明している。
先行きがみえない状況が続くいま、私たちは何を「本題」として議論すべきか。
佐伯啓思・京都大学名誉教授は西洋近代的な思想の限界を指摘し、「時間稼ぎしかできない」と断じる。
吉見俊哉・東京大学教授が問題視するのは五輪に代表される成長主義で、いかにその呪縛から逃れるかを戦後の歴史も紐解きながら議論する。
そのほか、手腕が注目を集める高岡宗一郎・福岡市長や、元厚労省コロナ対策司令官の鈴木康裕氏などが、目の前の政策論争に囚われず、いま本当に考えるべきテーマを検討する。
特別企画は「『新しい戦争』に備えよ」。
AI兵器やサイバー攻撃など最新事情を交えて日本の国防の未来を探る。
巻頭インタビューには戦略論研究の世界的権威としてしられるエドワード・ルトワック氏が登場、習近平の中国を徹底解剖する。
更新中です。しばらくお待ちください。