能登半島の穴水町(石川県)には、旧海軍の潜水学校の分校が置かれていたことがある。<br />練習生たちは近くの寺院に分宿し、海岸に出かけて遊んだりした。<br />「泳げない練習生がいて、海軍なのに不思議だと思ったよ」。<br />当時のことを80代の男性はこう話す。<br />しかし、そんな能登半島にも米軍の攻撃が迫っていた。<br />潜水艦を使った潜航訓練は減り、山の開墾などが増えた。<br />当時の出来事をたどる。<br />※本商品は通常の書籍より文字数の少ないマイクロコンテンツです。<br />【文字数:7219文字/単行本換算で13ページ】