忍者の里をだんじりがゆく
毎年10月23日からの3日間。
三重県伊賀市の静かな城下町は、「どこから湧いたか」と地元の人でも思うほどの人であふれかえる。
お目当ては400年の歴史を誇る上野天神祭。
祭り自体が国の重要無形民俗文化財でもある。
秋の霧が晴れると、空襲を免れた町並みを、子どもが泣き出すような鬼行列が練り歩き、だんじりがゆっくりと過ぎてゆく。
実像は謎だらけの忍者や俳聖・松尾芭蕉を生んだ伊賀の里。
その精神的支柱とも言える祭りをたどった。
※本商品は通常の書籍より文字数の少ないマイクロコンテンツです。
【文字数:6439文字/単行本換算で11ページ】
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