朝日新聞が報じた
日本航空123便ジャンボ機の「行方不明」を伝える第一報が、朝日新聞東京本社4階、記事入力部の漢字キーボードから打ち出されたのは、8月12日午後7時25分だった。
9行、114字。
直ちにコンピューターに入力され、大阪、西部、名古屋各本社にも届いた。
パンチャーは、1分間に85字ほどを打ち出すから、パンチに1分強。
逆算すると、その原稿が出稿元の社会部を離れたのは、7時22分ごろ、ということになる。
「墜落」から26分後である。
それは、新聞社にとってもそれから数十日間続く、熱く、つらいドラマの幕開けだった。
想像を絶する520人の膨大な死者。
奇跡的な4人の生存者。
混乱する情報。
事実にたどりつく厳しさを、これほど私たちに教えた事件は、そう多くない。
その最初の24時間を特集した。
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