宅老所の日常
「家に帰らないと」と男性が突然、玄関に向かった。
スタッフが「奥さんからお昼ごはんを用意するよう言われているから食べていって」と優しく引き留める。
男性は「持つべきは良い妻だな」と納得して戻った――千葉県の宅老所「いしいさん家」の利用者の大半は徘徊(はいかい)や暴言、暴力などの傾向があるために他の施設を断られてここに来た認知症のお年寄りだ。
介護保険制度導入から15年。
理想的な介護とは何か。
現場から考える。
※本商品は通常の書籍より文字数の少ないマイクロコンテンツです。
【文字数:7000文字/単行本換算で10ページ】
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