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戦争は、無駄で、しょうもない

1944(昭和19)年、日本はすでに壊滅への途上にあった。
国民は、本当の戦況はよく知らされないまま、それでも「お国のために」と歯を食いしばっていた。
大人も子どもも、前線でも国内でも集団疎開先でも、死は目の前にあるものだった。
生き残った人々は、死んだ仲間や友人に申し訳ないと思い、いま自らの幸せをかみしめる。
そして、語り出す。
誰一人、「戦争をしてよかった」とは口にしない。
強烈な戦争体験から絞り出すその言葉は、あまりに重い。
※本商品は通常の書籍より文字数の少ないマイクロコンテンツです。
【文字数:13876文字/単行本換算で24ページ】




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