2008年、北京五輪のシンクロナイズド・スイミングに出場した石黒由美子さんにとって、五輪はやっとつかんだ舞台でした。<br />小学2年の時、乗っていた軽自動車に暴走車が突っ込み、顔面粉砕骨折に網膜剥離(はくり)、顔だけで540針も縫う大けがを負いました。<br />04年のアテネ五輪直前には五輪代表に入れず、引きこもって過食症を経験しました。<br />「患者を生きる」オリンピアンシリーズ。<br />※本商品は通常の書籍より文字数の少ないマイクロコンテンツです。<br />【文字数:5242文字/単行本換算で9ページ】