昔の新聞点検隊
新聞は時代によって大きく変化しています。
1879(明治12)年の朝日新聞(大阪)の創刊号は、紙の大きさは今の3分の1ほどで、わずか4ページでした。
時代を経るに従って、記事に見出しが入ったり、写真が入ったりして今の形に近づいていきます。
全ての文章の末尾に「。
」を入れるようになったのは戦後のことです。
また、以前は事件の容疑者の名前は呼び捨てで書いていましたが、「○○容疑者」と呼称をつけるようになったのも1990年と比較的最近です。
昔の新聞に、今の校閲記者が現代の基準で指摘をしつつ、その記事を現代風に書き直してみたら、そのギャップが浮き彫りになって面白い読み物になるのでは……と始めたのが「昔の新聞点検隊」。
朝日新聞校閲センターが執筆しているウェブサイト「ことばマガジン」の一コーナーです。
この連載では戦前の珍事件・B級ニュースを題材にしたよりすぐりの記事を12本集めました。
「こんな事件、今では新聞に載せないよね」「この事件がこんなに大きく載っちゃうの?」など、今と昔の新聞の違いを楽しんでいただけるとうれしいです。
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