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成長こそが生きがいだった

国民所得倍増計画。
1960年7月に就任した池田勇人首相が打ち出した、国民総生産(GNP)を10年以内に倍増する、という計画だ。
前任の岸信介内閣が、安保改定という「政治」に揺れたのに対し、「経済」の時代の幕開けを告げるできごとだった。
フタを開けて見れば、予定した実質成長率7・8%に対し、実績は10%で、国民所得は倍以上になった。
その後30年近くも続く「成長の時代」の幕開けである――。
60年代末の「GNP世界第二位」、80年代末の「バブル経済」まで、日本が一番元気だった時代の軌跡を振り返る。
※本商品は通常の書籍より文字数の少ないマイクロコンテンツです。
【文字数:7397文字/単行本換算で13ページ】




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