食料を独り占めした日本軍
1945年7月。
石垣島で沖縄そば店を営んでいた一家が、軍の指示で台湾への疎開船に乗った。
ところが米軍機の空襲を受け、疎開船は尖閣諸島の無人島「釣魚島」に漂着。
そこから、飢餓との戦いという、本当の地獄が始まった――。
日本軍の軍人が、採った魚やアホウドリを独り占めする一方、民間人は木の実やスズメの死体などで飢えを凌ぐが、やがて年寄りや子どもなどが次々と亡くなっていく。
宮良幸宏さん(76)の0歳の弟と3歳の妹も、その中の一人だった……。
20年にもわたる執念の調査で浮かび上がる、冷酷な日本軍の所業。
その他、神奈川県で暮らす戦争体験者を訪ね、貴重な記憶を掘りおこした戦争レポート。
※本商品は通常の書籍より文字数の少ないマイクロコンテンツです。
※本商品は通常の書籍より文字数の少ないマイクロコンテンツです。
【文字数:17600文字/単行本換算で25ページ】
更新中です。しばらくお待ちください。