限界にっぽん
東日本大震災と福島原発事故は、災害のリスクを抱えたわが国の自然条件を炙りだしただけでなく、新しい事態へと立ち向かわなければいけないはずの政府の機能不全ぶりをも明るみに出した。
放射能被害や津波災害を被った自治体では、転用の難しい農地法の壁にぶつかり、メガソーラーや駅前再開発などのプロジェクトが暗礁に乗り上げる。
交付金のバラマキで根本的な検討を先送りしてきた原発政策は、沖縄米軍基地問題とも通底する課題を抱える。
他方、原発被害の損害賠償は杓子定規な運用で滞りがち。
そんな政府の体たらくを横目に、自助を進めるNPOにも逆風が吹く。
この国はなぜ変われないのか? その根源を問うリアルタイム・ルポ。
※本商品は通常の書籍より文字数の少ないマイクロコンテンツです。
【文字数:12890文字/単行本換算で22ページ】
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