原因不明の奇病と恐れられて
米国のエイズ報道第1号は、1981年6月5日付のロサンゼルス・タイムズ紙の記事だった。
エイズという病名はなく、「ゲイ男性に肺炎」との見出しで、ロスやニューヨークの男性同性愛者に原因不明の重い肺炎が発生していると伝えた。
85年10月、俳優ロック・ハドソンのエイズ死を機に、エイズは米国内最大のニュースの1つとなる。
エイズ心中、エイズ殺人――、当時の紙面には衝撃的な見出しが踊る。
エイズ・パニックに襲われる米国の様子を描いた1980年代当時の生々しいレポートで、「不治の病」と恐れられた当時の様子を振り返る。
※本商品は通常の書籍より文字数の少ないマイクロコンテンツです。
【文字数:10758文字/単行本換算で18ページ】
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