愚かさの序章
「その話(ノモンハン事件の話)は一切しないでくれ」と司馬遼太郎氏は言った。
「ぼくがノモンハン事件を書くとしたら、血管が破裂すると思う」「当時の日本陸軍のトップの頭の悪さと、国家保全への感覚のなさに、精神衛生が悪くなってしまう」――司馬氏にそこまで言わせた戦いとは、何だったのか? やがて始まる第2次世界大戦の「始点」となったという見方が欧米で広がりつつある中、1939年5月、モンゴルの東端で旧ソ連と関東軍との間で戦われた「ノモンハン事件」の意味を振り返る。
※本商品は通常の書籍より文字数の少ないマイクロンテンツです。
【文字数:6800文字/単行本換算で10ページ】
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