みんな「中流」で幸せだった
東京でもタワーマンションの影も形もなかったころ、若年層の憧れは公団団地での生活だった。
女性のたしなみ「婦徳」がまだ幅をきかせていたころ、家電「三種の神器」の普及は封建的な身分意識を忘れさせた。
自家用車がまだ珍しかったころ、カローラの登場は大衆の「車を持ちたい」という夢をかなえた。
今となってはだいぶ昔のことのように思える「一億総中流」の時代。
格差と貧困は、そのころだってあったに違いない。
でも、なんだか今よりはずいぶん幸せそうに見えるのは、なぜなのだろうか。
(年齢、肩書は掲載時のものです)※本商品は通常の書籍より文字数の少ないマイクロコンテンツです。
【文字数:7258文字/単行本換算で13ページ】
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