ヒロシマ「どろどろの人」
「ズッコケ三人組」シリーズで知られる那須正幹さん。
3歳の時、爆心地から3キロの実家で被爆した。
構想6年、絵本「絵で読む広島の原爆」では、竜巻のような炎が被爆者を巻き上げる様子も表現した。
「悲惨なものを子どもに見せないという風潮があるが、私はあえて見せる。
強烈な体験に『出会う本』であってほしい」。
「広島の姉妹」を書いた山本真理子さんも、瀕死状態の友を「どろどろの人」など悲惨さを隠さず表現した。
「『戦争は怖い』と知ってもらいたいので。
それでも実際の体験に比べたら3割引きぐらいの表現なんです」。
広島で被爆した作家らが手がけた児童文学作品。
体験はどのように伝えられてきたのか、作家たちに思いを聞いた。
※本商品は通常の書籍より文字数の少ないマイクロコンテンツです。
【文字数:5200文字/単行本換算で8ページ】
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