ずっと、戦争に振り回された
母の左手首には、「自決」未遂の深い傷痕がいまも残る。
寄り添う娘は、未遂だった故にこの世に生を受けることができた。
そして、夫であり、父だったかつての米軍兵士は、2人を思い続けながら米国で生涯を閉じた。
波瀾万丈という言葉では足りないほど壮絶な人生を送ってきた母娘。
「過去にこだわっては生きてこられなかった」と言いながら生きることをあきらめなかった母と、父を思う気持ちを失わなかった娘が、いまを生きている。
※本商品は通常の書籍より文字数の少ないマイクロコンテンツです。
【文字数:4722文字/単行本換算で8ページ】
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