長崎原爆の爆心地から南東約800メートル。
柱の片方が吹き飛ばされた「一本柱鳥居」の残る山王神社に、そのクスノキはある。
500年以上の樹齢と言われながら、原爆の熱線と爆風に耐え、今も元気に芽を出している。
その姿に感銘を受けた小学生は、紙芝居や書籍で、戦争の悲惨さを訴え始める――。
原爆投下から69年。
風化の危険も叫ばれるなか、「あの日」を今に伝えようとする長崎の子どもや教師たちの取り組みを追った。
※本商品は通常の書籍より文字数の少ないマイクロコンテンツです。
【文字数:5771文字/単行本換算で10ページ】