自らのがんの再発の不安を抱えていた盛岡市の男性は、ある日父親の異変に気がついた。<br />物忘れ。<br />そして力のないせき。<br />父は入院を機に徘徊も始まった。<br />認知症のため十分な治療を受けられずに亡くなった父。<br />そして母親もまた、認知症を抱えてがんの宣告を受けたのだった…。<br />「患者を生きる」がんシリーズ。<br />※本商品は通常の書籍より文字数の少ないマイクロコンテンツです。<br />【文字数:5837文字/単行本換算で10ページ】