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いま即身仏と向き合って

「即身仏信仰が沸騰した江戸後期と現代は近いと思えるが、最も異なるのは『生の権力』の在否ではないか」。
即身仏は衆生済度を祈願する仏教僧の捨身行のひとつで、木食で腐らない肉体をつくり、土中での餓死後一千日で掘り出されるというミイラ仏。
最後の実践例は即身仏が禁止された明治時代、自殺幇助を危惧する警察の監視下で行われた。
民衆は即身仏に何を祈ったのか……。
山形県庄内地方と新潟県村上市の寺に安置された即身仏と対面し、少子高齢化時代の衆生済度と政治に思いをめぐらせる。
※本商品は通常の書籍より文字数の少ないマイクロコンテンツです。
【文字数:6400文字/単行本換算で8ページ】




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