宇宙を我らに
2013年11月21日。
千葉市の幕張新都心。
アクセルスペース社長の中村友哉氏らは、ロシア・ヤースヌイ宇宙基地からの音声を聞いていた。
「ドゥバー(2)、アジーン(1)、ノーリ(ゼロ)」。
人工衛星を載せたロケットが打ち上がった。
両手で抱えられる、27センチ四方、重さ10キロの箱形。
開発から打ち上げまでにかかった費用は、2億6000万円。
通常の衛星の、数十分の一?百分の一だ。
太陽の灼熱に耐えるボディーを始め、この超ミニ衛星には、多くの町工場の夢と技術がぎっしり詰まっている。
束ねる中村氏は、東京・神田の雑居ビルに、資本金100万円で立ち上げたベンチャー企業で、超小型衛星に挑む。
「1社に1機、人工衛星」を合言葉に、夢へ向かって突き進むベンチャー魂を見よ。
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