異端農協の挑戦
北陸に、全国から視察が相次いでいる小さな農協(JA)がある。
視察に来たのは、青森、秋田、新潟、富山、石川、三重などの地域JAだ。
どこも上部組織には内緒の隠密行動。
この日の取材も、名前を伏せることが条件だった。
関心は、このJAが2012年から踏み切ったコメの全量直売にある。
ここは全国に701ある地域JAでひとつだけ、コメを全量、卸業者などに直接販売しているのだ。
JAグループにありながら、グループ依存からの脱却をめざす。
そんな「異端農協」が掲げているのは、あたりまえのはずの「農家のための農協」だ--長く続いた減反政策の矛盾と、それを突破しようと行動を始めたリーダーたちの姿を追った、「食」に関心を持つ人すべてのためのノンフィクション。
更新中です。しばらくお待ちください。