ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の聖地であるエルサレム。<br />果てしなく続く抗争のイメージが強いが、そこで暮らす人々の記憶のなかではまた違った像も結ばれていた。<br />アルメニア人虐殺事件を逃れエルサレムに根づいた人たちは「逃れてくる者を受け入れる場所」と感じ、旧市街で暮らしたユダヤ人の女性はアラブ人との平和と共存を信じていた。<br />パレスチナ問題をより深く理解するために必要なエルサレムの歴史と現状を伝える。<br />