欧州が「日本化」する日
2009年10月、ギリシャの財政赤字隠し発覚に端を発した欧州債務危機は、ギリシャに続きアイルランド、ポーランドに飛び火し、経済規模の小さな国々を、次々に混乱に陥れた。
それから4年の月日が流れたが、欧州はいまだにその傷跡を癒せていない。
ユーロ圏は13年4?6月、7四半期ぶりにマイナス成長から脱したが、回復ペースは遅く、失業率は12%と高止まり、何よりも心配されるのが、消費者物価指数の上昇率が1%を切り、デフレが止まらなくなる「日本化」が心配されていることだ。
銀行預金への課税までが検討されたキプロスの事例を振り返り、欧州「日本化」のシナリオを読み解く緊迫のレポート。
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