日本のカレーはなぜうまいのか
カレー料理は、インドを植民地としていたイギリス経由で日本に伝わった。
ただ、カレー粉もカレーライスも、イギリスの発明品だった。
それが日本に伝わり、国民食となるまでには、多くの先人たちの努力の蓄積があった。
「八重の桜」に「会津の宝」として登場、米国留学の途上、日本人として初めてカレーライスを食したと言われる山川健次郎から、知識ゼロから研究を重ね、19歳で本格カレー粉を世に送り出したエスビー食品の創業者・山崎峯次郎、当時流行中の健康法にあやかったネーミングで大成功した「バーモントカレー」の生みの親、ハウス食品の浦上郁夫、ほうろう看板で爆発的ヒットを呼び込んだレトルトカレーの「ボンカレー」、現代の「東京カリ?番長」まで、国民食を支えた男と女たちの群像を描き出すルポ。
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