電車の座席、トイレ、会議、旅行先、食べ物から社会での「立ち位置」まで。<br />脚光を浴び、世の中の動きをリードする「真ん中」ではなく、「端っこ」に惹かれる記者が、その理由をたずねて、東は納沙布岬から、西は与那国島、果てはロシアのかいらい国家と言われる「沿ドニエストル共和国」まで旅をした。<br />そこから見えたのは、「中央」からはうかがいしれない、「端っこ」ならではの独自の哲学や生態。<br />面白半分なようで意外に深い、ユニークな紀行エッセイ。<br />