本が好き、でも私が好きな、その「本」とは何だろう。<br />「電子書籍」でも中身は見られる時代が来て、物質としての本、本のたたずまいを私は意識するようになった――。<br />一人の本好きが、紙の「本」の世界を構成する、様々な意匠をめぐる旅に出た。<br />装丁、装画、ブックデザイン、造本、花布、活字、帯……それぞれの世界を作り、育ててきた人々は、今何を考えているのか。<br />果てしなく奥深い、「本」の世界の深奥に迫る。<br />