竹島(独島)を「歴史的にも国際法的にも我が国固有の領土」と主張する日韓両国。<br />その根拠を、韓国が「6世紀から統治」といえば、日本は「17世紀から領有」と応じる。<br />日本が1905年に島根県に編入したとの主張には、韓国は日本帝国に併合されて抗議できなかったと訴える。<br />終戦後、韓国は武力で実効支配し、日本は国際司法裁判所での決着を目指す。<br />近世以前から現在までの歴史資料をたどりながら、日韓双方の見解の違い、論拠の疑問点をあぶりだす。<br />