夢の超特急50年
2014年春、JR東日本は英国の高速鉄道計画の推進会社「HS2」社と、技術アドバイザリー契約を結んだ。
「日本の友人から学ぶべきものがたくさんある」。
人口過密な都市間を結ぶ新幹線で、パンタグラフの騒音やトンネル進入時に出る衝撃音を減らすため、磨きぬかれてきた日本独自の技術が、鉄道発祥の地、英国で評価された瞬間だった。
戦前の弾丸列車構想を推進し、志半ばで倒れた父親の遺志を継いだ「新幹線の父」島秀雄氏、その次男で東北新幹線を設計し、2007年に開業した台湾高鉄の技術顧問も務めた島隆氏の親子三代のドラマ、戦時中の特攻機の技術が生きたデザイン、東海道に一大経済圏を出現させ、人々の生活を一変させた経済的インパクト……。
新幹線が実現した「交通革命」の衝撃をとらえたレポート。
※本商品は通常の書籍より文字数の少ないマイクロコンテンツです。
【文字数:6400文字/単行本換算で8ページ】
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