捕虜になる前に自決せよ
1944年6月、サイパン島に暮らす日本人が、教え通り、集団自決した。
ある家族の場合、長女の夫が洞窟の中で40代の両親から1歳児まで13人の首を出刃包丁で切ったが、13歳の長兄ほか2人の姉妹が生き残った。
70年後の今も首に傷痕が残る長兄は戦後、どんな人生を送ってきたのか。
自決に失敗し、捕虜になった家族もいた……。
いつも戦争で苦しむのは一般民衆なのか。
集団的自衛権論議で「日本人は血を流さなくていいのか」などと為政者が口走る昨今、戦争の狂気を知る高齢体験者の重くリアルな言葉を伝える。
※本商品は通常の書籍より文字数の少ないマイクロコンテンツです。
【文字数:6900文字/単行本換算で9ページ】
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