南シナ海の領有権を巡り、中国と米国などとの摩擦が広がっている。<br />背景には、「海の憲法」と呼ばれる国連海洋法条約の解釈の食い違いと、それぞれの強硬姿勢がある。<br />これまでも米中は南シナ海で度々「激突」し、2013年12月には中国の空母と米国のミサイル巡洋艦が、わずか91メートルの距離でニアミスした。<br />米国のみならず、領有権問題にはフィリピンや台湾、ベトナムなども絡み、さらに「領空」にも及んで複雑化している。<br />