死刑判決のグレーゾーン
限りある人生の貴重な時間を奪い取る冤罪は、捜査機関と司法による犯罪だ。
1966年、強盗殺人、放火などの疑いで逮捕されてから48年に及ぶ袴田事件も冤罪ではないのか。
自白までの執拗な取り調べ、逮捕の1年後に発見したとされるサイズが合わない血のついた衣類、DNA型鑑定結果の否認……。
「でっち上げ」ともいえる不正捜査が指摘されながら、最高裁はなぜ死刑を確定したのか。
絶望の中で死刑囚は78歳に。
再審を求める実姉や弁護士、元裁判官らの証言から死刑判決に至るグレーゾーンを追い、事件の本質を問う。
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