3・11その時、津波が
2011年3月11日、宮古の海辺の小さな集落に暮らす漁師の母は、午前のワカメ漁を終えると息子に買い物を頼んだ。
生死を分けた瞬間だった。
午後、買い物中に地震に遭遇し、帰途、水が引いた海の底を見た。
直後、巨大な津波が襲ってきた。
前方のクルマが波にのまれた。
急いでUターンして高台をめざした。
母に電話したが、つながらなかった……。
「災害はいつどこで起きるかわからない」。
東日本大震災の教訓を胸に、いま盛岡市のボランティア団体で被災地支援に真剣に取り組む元漁師の姿を紹介する。
※本商品は通常の書籍より文字数の少ないマイクロコンテンツです。
【文字数:5400文字/単行本換算で7ページ】
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