桜宮高暴力事件が遺したもの
「母さん、俺が殴られている話、聴くの嫌だろ」。
大阪市立桜宮高校バスケットボール部をめぐる暴行傷害事件で、加害者の元顧問(2013年10月に懲役1年執行猶予3年の判決が確定)から執拗な暴力を受けて自殺した男子生徒は、母親にこんなSOSのサインを出していた。
男子生徒が17歳で自殺してから1年。
スポーツには体を使った「指導」が当たり前、という風土が残る日本の学生スポーツ界は、事件の教訓をどこまで生かせたのか? 事件を風化させないためには何が必要なのか? 事件の経緯やその後に起きた主な暴力事件を振り返り、「スポーツと暴力」の現状を報告する。
更新中です。しばらくお待ちください。