九州一周の旅を売り物にする豪華寝台列車「ななつ星」が、運行を開始した。<br />第1便の抽選倍率は最高76倍、2人一室で3泊4日の価格は最高110万円。<br />選ばれし28人の客は、多くが首都圏の富裕層だった。<br />国の基金や税優遇でしのぎながらの経営が続くJR九州は、年間売上高5億円足らず、利益は年平均1500万円の「ななつ星」に30億円を投資。<br />沿線自治体を巻き込みながら、乗車客以外への好影響の広がりに期待をかける。<br />