いまや企業の「追い出し部屋」は、あらゆる形ではびこっている。<br />出向もその一つ。<br />マグロすら売る電話営業、1日3千枚のチラシ配布、終日続く部品の数量確認……かつての管理職がそんな仕事に耐え忍ぶ。<br />抵抗して残ったところで、とことんまで追い込まれることに変わりなく、会社は「教育」と開き直る。<br />まさに出るも地獄、残るも地獄。<br />味方のような顔をした再就職支援会社すら「ブラック」だったとしたら、最後の逃げ場は「死」しかないのか。<br />