東日本大震災は地震研究の常識を覆し、地震学という学問分野全体に反省を迫った。<br />イタリアでは地震をめぐる安全宣言に関わった学者に実刑判決が出た。<br />最前線の地震研究者は、「その時」をどう迎え、「いま」何を考えているのか。<br />「あの時」どうすべきだったのか。<br />現在の地震学に「できること」と「できないこと」は何か? 「3・11」世代の若い研究者の未来への展望もまじえ、地震学と地震学者の等身大の現状を報告する。<br />