長い人生の最終段階を、どこでどう迎えるか。<br />これまで日本では、その決断は家族や地域、医師の手にまかされてきた。<br />しかし、高齢化の進行と社会環境の変化で、「自分の生の終え方は自分で選ぶ」という考えが広がってきている。<br />高齢の親と自由な生き方を求めて海外に移住する「介護移住」、オランダ社会にすっかり根づいた「安楽死」、延命治療をなるべく控えておだやかな最期を迎える「自宅みとり」。<br />自分らしさを求めて、さまざまに多様化する「死のデザイン」のいまを報告する。<br />