高齢者の性と愛、どう考える? つないだ手は
東京都内にある特別養護老人ホーム。
車いすの大さん(87)は、入居したときは寝返りも打てず、声も出ず、表情もなかった。
食事も排泄も介助が必要で、死も間近かと思われた。
ところが、毎月一回、日活ロマンポルノを見る「紳士のクラブ」で映画を見始めたところ、大さんはどんどん元気になった。
軍歌を歌い、焼肉をほおばり、車椅子の風船バレーボールに興じる。
職員は大さんの変化に驚いた……。
2001年から02年にかけて朝日新聞家庭面で連載され、大きな反響を呼んだ「性からみる家族」第4シリーズ「つないだ手は 高齢期の生と性」を電子書籍化。
表立って語られにくい高齢者の恋愛、性欲、妊娠、そしてQOL(生活の質)を正面から考えてみます。
※本商品は通常の書籍より文字数の少ないマイクロコンテンツです。
【文字数:12800文字/単行本換算で18ページ】
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