風の電話は心でします 被災地の白い電話ボックスは何を伝えたのか
「母さん どこにいるの? 親孝行できずにごめんね あいたいよ 絶対みつけて お家につれてくるからネ」――。
東日本大震災で市街地が壊滅した岩手県大槌町。
海岸を見下ろす山の中腹に広がる、広大な英国式庭園に、白い電話ボックスが立っている。
中には電話線のつながっていない黒電話と、筆書きの詩。
「風の電話は心でします」。
会えない人に思いを伝えるため、佐々木格さん(70)が作ったものだ。
その後、被災者も含め、1万6千人もの人々を「電話」はなぜ呼び寄せたのか。
心の復興が進まない被災地の人々に寄り添いながら、「場の力」の秘密を解き明かす。
※本商品は通常の書籍より文字数の少ないマイクロコンテンツです。
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