切り身の魚なんて見たことない
高尾君は島育ち。
小学生のころ島外の店で、切り身で売られている魚に衝撃を受けた。
丸ごとの魚しか見たことがなかったからだ。
魚を釣って、野菜をもらう。
島では、そんな自給自足的な生活が当たり前だった――周防大島は瀬戸内海で3番目に大きい島。
かつて6万人を超えた人口は、1万8千人弱。
半分以上が65歳以上。
少子高齢化が進む日本。
その「最先端」ともいえる島で、地域の人に支えられながら、貴重な一員として育つ子どもたちの姿を描きます。
※本商品は通常の書籍より文字数の少ないマイクロコンテンツです。
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